そごうソフトウェア研究所

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2012年8月版 Android Platformの統計情報。どんなAndroidデバイスが使われているか

Androidアプリの開発における特徴の一つとして、Androidを搭載しているデバイスの多様さと、iOSと比較して古いバージョンのプラットフォームが使われ続けているというものがあります。
古いバージョンが使われ続ける理由として、Googleが提供しているAndroidのモジュールに対して各デバイスメーカーがカスタマイズしているため、GoogleSDKのバージョンアップに対してデバイスメーカーが対応できないという背景があります。


そのため、我々、アプリの提供者からすると、どのようなプラットフォームを狙って開発を行うかというのが、予算とシェアのバランスになります。そんなとき参考になる情報がいくつか公開されています。


まず、Androidの公式Developerサイトで世界中でどんなAndroidのプラットフォームが使われているか、統計情報が公開されています。

http://developer.android.com/about/dashboards/index.html


2012年8月20日時点で、公開されている情報は、、、
・2012年8月1日を最終日とする14日間にGoogle Playにアクセスしてきた端末のAndroidのバージョンのシェア
・同じくAndroidのバージョンのシェアが時間と共に遷移するグラフ

2.3系がまだまだ半数以上を占めていますが、4.xも急激にシェアを伸ばしている(15.8%)ことが分かります。

こちらの記事が2012年1月のものですから、2012年に入って2.2のシェアはかなり下がってきており、こらから新規に開発するものや、デバイスの種類をある程度コントロールできる企業内で使用するものなど、場合によってはサポート対象から外すということも選択肢に入れても良いでしょう。

他にも画面のサイズ、Open GLのバージョンのシェアも公開されています。


また、こちらのサイトでは、Android SDKのシェアも同じく公開されていますが、有償アプリと、無償アプリのダウンロード数の比較などが公開されています。Androidアプリのダウンロード数の多さ分類されたグラフを見ると、やっぱりヒットしているアプリの割合は少なく、競争が激しいことも分かります。

http://www.appbrain.com/stats/