そごうソフトウェア研究所

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オフショア開発を選んだ理由ー世界中のエンジニアとチームを組む

今、NCDCのいくつかのプロジェクトでは、ベトナムで開発を進めています。
何故かというと、もちろんコスト面もあるのですが、近いうちに実現させたいなぁと思っていることがあるのです。それは世界中の優秀なフリーランスの開発者でチームを作って製品を開発することです。


日本だけではなく、グローバルで開発者を募ることで、ベンチャーでは普通雇えないようなデベロッパーを集められるんじゃないかと思っています。

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どこかの企業に発注すると、エース級と、普通のプログラマーが混在したチームになります。これはしょうが無いですよね。自分もSIerに居たから良く分かります。

会社という仕組みの中では、ある程度の規模で人を集めるとなると、エースばかりを雇うことは難しい。そうすると複数のプロジェクトにエース達を分散させないと、プロジェクトの数がさばけない。


今の時点で、オフショアのラボ型契約で単価は安いし、メンバーは1人1人面談しているので皆、結構優秀です。

ただし、あるボスの下に所属している人から選抜するから、どうしてもエースばっかりは出してくれない。例えば、隣の部門から優秀な人を引き抜いてくれたりはしないわけです。


ですので、これから目指しているのは、自社メンバー主体で個人のデベロッパーを雇う。
個人のデベロッパーはグローバルから募集する、の2点です。


たくさんの問題が予想されます。
例えば、
・国民性や、言語の違いによる認識がずれてた
・リモートで作業することによる意思疎通のオーバーヘッドや、どう作業を管理し、評価するのか
・モチベーションをどう上げてもらえるか


今年はリモートで海外のエンジニアと仕事をすることに慣れて、自分達のスキルを上げないと行けないし、インフラを整えるための準備期間だと位置づけています。


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