そごうソフトウェア研究所

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SOA実装プロジェクトでの苦労と対策 その2

先日、とある提案をするにあたって周囲のSOAの要素が入っている案件のヒアリングを行いました。


その中で出た話が、SOAに限らずだと思いますが標準化を展開することの難しさ。どのような考え方でサービスを定義するのか、それを資料や口頭で伝えたとしても、やはり想定とは異なる設計書があがってきて、レビューの結果、修正の必要があってもスケジュールを考えるともう大きく変更することはできないフェーズになっているのです


いわゆるサービスの粒度や、サービスの配置など唯一の正解はないと思いますが、何かしらのガイドラインに沿っている必要はあります。

また、アプリケーションを集約しようなどといった目的があったとした場合に、そもそもその目的に沿っていないような設計になっている可能性もあります。
その当たりは技術やノウハウではなく、なぜこんなことをやっているのかという背景をどれだけ理解しているかだと思います。


今の時点での解決策としては、やっぱり実際に設計をするメンバーの何人かに標準化タスクに入ってもらう、または標準化策定を行った人が実際のプロジェクトに入るなどして展開していくのが良いと思います。


資料だけで伝えるのは難しいですしね。