Enterprise SOAについて勉強をしてみようと思う
自分はこれまで大小いろいろなプロジェクトにアサインされ、そのプロジェクトの中でSOAというカットで何とかプロジェクトを成功させよう、無事カットオーバを迎えよう、という活動をしてきた気がします。
この3年間で、転職をしてから、SOAのアーキテクチャ設計というような、まぁ流行のアーキテクト的なお仕事もありますし、インフラ設計や性能検証やプロト開発の様なお仕事もさせていただきました。
これまでの経験の中から、私の中ではSOAが終わったのかどうか、に関する自分の考えでも書きましたが普通のシステム開発の中でSOA的な考え方を使っていこうよ、というのがあるのですが、2009年になって、Enterprise SOA、全社SOAとは実現可能なのか、投資に見合った効果があるのか、と考えることがあります。
確かに、サービスバスをプロジェクト毎に構築していたのでは、これまでの個別のシステム同士が無秩序に連携しあう状況とあまり変わりがないように思えます。
それがどういうものか分からなければ、管理されていなければ、怖くて他人の作ったサービスなんか呼び出すことはできません。(社外の一般的な、定評のあるサービスはともかく、他の部署が作成したサービスを呼び出すようなニーズがどれほどあるか、まだ明確な整理はできていないのですが。)
ところが、全社でSOAを進めようとすると、難しいですよね。それは全社EAにすごくコストがかかるのと、統合データベースを構築することがどれほど大変かを考えれば、大変だなーと思います。。。
ルールや書類ばかり作って、実際に使われなかったり、お客さんやプロジェクトにとってマイナスになるのであれば意味が無いので、何とか実践に耐えうる、Enterprise SOAとはどんなものなかというのを、いろいろと勉強してみたいと思います。
とりあえず、この辺をブレークダウンすることから手をつけようと思う。
SOAガバナンスの再検討
引用の引用の引用ですが、IBMのSOA Governance and Management Methodでは次のことを網羅しているそうです。
- サービス定義
- サービステスト
- サービスデプロイメントのライフサイクル
- サービスのバージョニング
- サービス所有権
- サービスのセキュリティ
- サービスの監視