Androidでデータを処理するライブラリを調べる
今日はAndroidアプリが使っているライブラリについて調べてみました。
なんでこれを調べたかというと、Androidプラットフォームを素で使用してアプリを開発していると、いくつかの今時のアプリ開発で良くある機能が欠けていると気づくことがあります。
例えば、リレーショナルDBとJavaのObjectをマッピングしてくれるORマッパー。SQL書いて、返ってきたCursorからデータを取っていちいち変数にセットするなんてめんどくさい!
他には、データと、UIコンポーネントのバインディング。AndroidでもSpinnerや、Listは自分で拡張すればCollectionをがさっと渡せば表示用に値をセットできたりしますが、他のJava EE, .Net等のプラットフォームでは画面の一つ一つの項目までレイアウトファイルに埋め込まれたIDを使って勝手に変数の値を表示用にひも付けてくれます。
ゲームアプリなどではこれらの機能はあまり使わないかも知れませんが、企業向けのアプリなどでは画面の表示項目が多かったり、データベースを使用するのでUIコンポーネントから変数へ、変数からSQLへといった単純な変数操作を何度もやることになります。
こういう問題を解決してくれるライブラリが既にあるんのではないか?という仮説のもと、公開されているアプリケーションが使用しているライブラリを調べました。
使用されているライブラリの統計情報を公開しているのはApp Brainです。ここから情報が参照できます。
やはり、多いのはGoogle Support Library。Fragmentを2.3系のAndroidで使おうと思うと必須。
次に多いのはユーザの操作を分析するもの。
AndroidとSQLiteでORマッピングをやってくれるOrmLite等が非常に下位にランキングされていましたが、企業向けは外部に公開しないので、この統計には表れないのかも知れませんね。